9日目  11月14日(水)

ヒンジの工作(3)・他

3mmに切断し、両脇から等間隔で切れ目を・・・


一昨日にヒンジを作りましたが、当初からその後の構想も頭の中に入っていました。蝶番(ちょうつがい)の再現です。

人によっては真鍮棒と真鍮パイプで可動再現するのでしょうが(後に万景峰号でやってみました)、今回は固定で十分で、その小ささから考えると真鍮パイプの加工は困難です。「こんな形をしていて、エッジが立っていて、切断面が真円で、加工がしやすくて・・・」と考えていくと、ある材料がひらめきました。それが乾電池などをつなぐリード線です。

ご存知のようにリード線は、中により合わせた金属線が入っています。これを切らないように表面にそっとデザインナイフを当てて転がせばきれいな切込みが出来上がります。長さは3mmで切断し、実際には両脇から0.75mmずつのところに切り込みをいれたかったのですが、例によってこれは目分量で入れました。細やかに見えてどこか雑なところがある当研究室助手ですが、とにかく気にせず「完成させること」を目的に作業を続けました。


サイズが決まった「危険物マーク」などと一緒に 瞬間接着剤で固定していきます