6日目  6月15日(日)

客室・艦橋の作り直し(ioi)と後部ハッチ製作

こうやって公開したけれど・・・


最初の大きなトラブルが発生しました。懸案の前面のRは、その後まずまずのものが出来たかな(上記画像参照)と思っていたのですが、前面の窓ワクを見てみるとどうしても辻褄が合いません。この時点で数少ない資料画像を見比べたところ、そもそもの形が「単にカドを丸くするのではなく、前面の両端全体に傾斜がかかっている」という事が判明しました。このあたりが曲面に関する2次元資料の限界なのかもしれませんが、理論立てて見ていき、ようやく理解できました(なにぶん、すべてが初めての事なので最初から正解にはたどり着けないのは覚悟していました)。

さて、この時点でどうする?と悩みます。予定より遅れているのは明らかですから、欠陥がわかったものも修正しないでどんどんディテールアップしていくか、多少(かなり)遅れても気になるところを直すか・・・。結論はやはり後者ですよね。木工用の荒目ヤスリでガシガシ削り始め、かなりの荒治療を行いました。

こうなると気分転換も必要で、後部ハッチの工作に移ります。ベースとした「コンテナ船ローエン」にも後部ハッチがついていたのですが、これがかなりオーバースケールです。しかし表面の滑り止めモールドが惜しいので“素材の板材”として使うことにしました。可動ヒンジを真鍮線を使って自作します。さらに先端の折れ曲がり部分も真鍮パイプを使って再現してみました。これなどは作り方に全く決まりが無いので自己満足の世界ですね。


荒目の木工用ヤスリをプラバンのコーティングの上から
ガシガシとやり始めます
最終的にここまで削り込みました
力余って余計に削ってしまったくぼみは、後で修正
こんな風に自作ヒンジパーツで可動に 真鍮パイプを使って2段階に可動に