10月25日(水)

車体下部の工作(4)
〜コイルスプリングの取り付け〜

<あと11日>

わかり易い仕組みで実用性も十分(^_^)


平日ですが、どんどん作業を進めて行きましょう

今回はサスペンションの再現です。元々はそこまでやるつもりは無かったのですが、某画像BBSにてシャールB1bisの速攻リモコン化画像をUPしたところ、心優しい諸先輩方から「サスペンションは再現しないの?」「え?この戦車の場合は再現しても最大1mm程の上下ですし・・・」「それが無きゃ意味が無いよ、そこが楽しいんだよ」との暖かいアドバイスを頂き、事実、その後に作られた皆さんはいとも簡単にサスペンションを再現なさったのです。今回の妄想の中ではカステンの連結キャタピラまで行くつもりでしたので、サスペンションの再現は大きなポイントになります。果敢に(?)チャレンジしてみることにしました。

実車はトーションバー(ねじれ棒)式のサスペンションなのですが、手軽にコイルスプリング型のサスペンションとして再現することにしました。この場合は丁度のサイズのコイルスプリングを用意できれば済むことになります。まずはスプリングの設置ガイドになる3mmプラ棒を薄くスライスして接着しました。コイルスプリングのイメージはあったので、市販のコイルスプリングを購入しようと東急ハンズへ行ったのですが、このサイズでは引っ張り型コイルスプリングはあるのですが押さえ型のコイルスプリングは売っていません。仕方が無いので引っ張り型スプリングを購入し、強制的に伸ばして押さえ型にならないか実験してみました。結果は・・・大失敗。そもそも成り立ちが違うのでしょうか?普段なら2〜3日悩むのですが、今回ばかりは時間がありません。元々イメージにあったコイルスプリング“そのもの”を使うことにしました。

それはなんとタミヤ1/35の名作T10スターリンのコイルスプリングです。まさに禁じ手です。この為だけにストックからリモコンT10を一つ降ろしました。但し、ウラがありまして、富山ブラックホールに作りかけ欠品のシングルT10があるのを知っていましたので、後日そこから補給してやる事にしました。このタミヤT10コイルスプリングはまさに絶品で、測った様にピタリと合います(考えてみれば同じスケールの同族車両用のスプリングだから当然といえば当然ですが)。強度がかなりあったので水平を合わせて2/3程の長さに切断し調整しました。切断したことによってもう後(T10の箱)には戻れません。

市販の伸ばし型コイルスプリングも全く使わなかった訳ではありません。全体のへたり防止のために第1、第6シャフトは固定にするため、ルックスも良いこのコイルスプリングを挟み込み固定としました。こうして思ったほどトラブルも無くサスペンション可動計画は実現したのです。将来的にはモデルカステンの連結キャタピラを使う予定ですが、モールド、強度、グリップ力抜群の1/35タミヤJS-3のポリキャタピラを履かせれば完成です。サイズ調整は全く無しでそのまま使えました。

(2007/01/20)


3mm丸棒をスライスして接着し、ガイドとします 車体側のウケはこんなカタチです
市販の伸ばし型コイルスプリングを引っ張って、
上の様なモノを作りたかったのですが・・・無理です。
均等に伸びた、同じサイズのコイルスプリング・・・
入手困難だったので禁じ手を使いました(^_^;) それはッ!
なんとタミヤ1/35のT10スターリンについているモノです
このためだけにキットを一つ降ろしました(^_^;)
まるで測ったかのようにピッタリのサイズ
強度調整をするため長さを2/3程に切断しました
市販の伸ばし型コイルスプリングにも用途があります
第1、第6シャフトは固定のため、ここに使用。
構想、妄想がカタチになりました
ここまでは意外にもトラブルが少なかった・・・。
コイルスプリングの強さを調整してあるので水平もバッチリ タミヤ1/35のJS3キャタピラを履かせれば完成!