10月24日(火)

車体下部の工作(3)
〜ロードホイルの可動化〜

<あと12日>

フタをする形で可動にしました


いよいよロードホイルの製作です。ここは単純にドラゴンのキットのパーツを使いました。

例によって可動を考えていないパーツ割りですが、簡単な改造で動かすことが出来ます。大先輩の森本さんはこの様に製作なさってましたが(もう9年前なんですね!)、ワタシのような細かい技術が無いものは出来るだけシンプルな改造に徹します。単純にメインシャフトの中心に0.6mmの穴をピンバイスで開け、ホイルキャップパーツにも同様の穴を開けて0.6mm真鍮棒を接着しておきます。後は真鍮棒の先端に極少量の瞬着を付け、ただ差し込むだけです。最後に出っ張った真鍮棒の先端は金属ヤスリで削っておきます。

このトーションバーシャフトを車体下部に取り付けるのは、これまたシンプルに虫ピンで留めてみようと試みました。虫ピン・・・その昔、小学生の夏休みの宿題の王道であった昆虫標本の為が主たる目的だったと思うので、果たして現代社会で売っているのでしょうか?かつては軽装甲機動車のスクラッチの時にピンの頭が小さい高級品を使用しましたが、今回欲しいのは太目で強度がある汎用品の方です。

遠出する時間が無いので地元の商店街で探してみると、やはり苦労しました。まず一番大きな文具店に入ると「かつては扱ってましたが、最近は出ないですからね〜」とあっさり却下。次に頼みの100円ショップでも「そういったものは扱ってませんね」・・・若い店員さんで、そもそもどんな物なのか理解していただけませんでした。乱立している薬局にも当然売っていません。そこできっとあそこなら・・・と、かなり歩くのですが古くからやっている小さな個人経営の文具店まで足を運びました。「ああ、あるよ・・・えっと・・・」と、ゴソゴソ探してもらってようやく出てきました。「これはいつのだ?消費税がかかる前の値札だな」との驚きのコメントの中、めでたくも180円で一生使えるだけの量を入手できました。後日わかったのですが、ちょっと歩いたところにある大きめの100円ショップには普通に置いてありました(^_^;)。

あとはトーションバーシャフトのもう一方の軸にもピンバイスで穴を開け、この虫ピンを差し込んで車体に固定します。これまたシンプルな構造で可動化に成功(そんな大げさなモノではないですね)。今回は虫ピンのヘッドが表面に出てしまいますが、余り細かいことは気にしないようにします。塗装をすれば目立たなくなるでしょう。ちなみにアイドラーホイルをつけるところでは、レジンキットとドラゴンのインジェクションパーツの相性からか少々干渉するので、基部を少々削りました。え?スプリング(バネ)はどうするかって?それは翌日です(^_^)。

(2007/01/18)


左:キットのまま。中:センターにピンバイスで穴をあけ
右:真鍮棒の先端に少量の瞬着を付けて差し込みます
虫ピン・・・現代の日常生活では使わなくなりましたね
地元商店街の文具店を駆け回ってようやくGet シンプルで強度があり重宝します。長さを調節して切断
シンプルな構造でトーションバーを再現 アイドラーホイルと干渉するので削りました