05月19日(水)
<あと3日>

2機目の製作開始

一気にここまでたどり着かせました。


仕事から帰宅し、硬化したエポキシパテの切削に入りました。後先を考えずにハデに盛り付けてしまったエポキシパテがガッチリと固まっています。とりあえずナイフで荒削りをした後、平ヤスリで慎重に削り出してみます。ベースになっている白い機体パーツには一切傷をつけないように気を遣うのですが、「このやり方では出来ない」ことに程なく気付き、作業を一旦ストップしました。実はこの日にあることが判明し、作業計画の大幅変更を余儀なくされていたのです。それは「一緒に行く政府専用機の予備機に、拉致された家族の子供たちが乗って帰ってくるのでは?」という情報です。そう、「もう1機作らなくては」の判断を迫られていたのです。

これまた「実は・・・」なんですが、政府専用機の模型は1年以上前に「何かのために」と購入して持っておりました。そんな折に3月にスタッフから思いもかけずプレゼントされ、「いや、実はもう既に1機持ってまして(^_^;)」とも言えず、保管してあったキットがあったのです。ただでさえ遅れ気味の製作スケジュールですが、やはりもう1機作るしかなさそうです。流石に製作時間が2倍にはならないだろうけれど、1.5倍にはなることが十分予想されました。

再び窓を埋める時間を考えると、完全硬化に6時間はかかるエポキシパテは使えません。そこで今度はポリエステルパテを使ってみる事にしました。材料&道具フェチ?の当研究室助手としては一通りのタミヤ工作アイテムは所有しているのですが、ポリエステルパテは生まれて初めて使いました。今度は空気を逃がすためにわざと隙間を空けて窓を裏打ちし、ポリエステルパテを表側から練り込んでいきます。上手く裏側にはみ出させる事により気泡も無く成功しましたが、どんな材料にも一長一短があるもので、この強い刺激臭にはホントに参りました。

ポリエステルパテの乾燥時間はわずか1時間程らしいので、この間に1機目のヤスリ掛けを再開します。Rのついた機体表面を傷つけることなくヤスリを掛けるには、紙ヤスリ(フィニッシングペーパー)ではどうしても不安が付きまといます。そこで3M社のスポンジ研磨材を使ってみる事にしました。本当は240〜400番相当の物が欲しかったのですが、あいにく120番相当という粗い目の物しか持っていないので逡巡していたのですが、使ってみるとこの120番相当がまさにピッタリの粗さでした。スポンジですから機体の微妙な曲面にしっかりと馴染み、なおかつジョリジョリと面白いように削れてくれます。目詰まりも殆どありません。程なく、ドアのモールドにまでしっかりと入り込んだエポキシパテの肌色のラインがシャープに浮き上がってきました。全く予想外の好展開でした。この後は紙ヤスリの目を細かくして進むのですが、時間短縮のため400番の次は1500番のみという簡易バージョンにしました。

(2004/06/03)


白いベースに傷をつけないように気をつけて
平ヤスリでゴシゴシと・・・ムリですよね(^_^;)
急遽作る事になったもう1機
今度はわざと隙間を空けた裏打ち
タミヤのポリエステルパテ 主剤と硬化剤を同じ長さに出します。
主剤のフタと同じ色になれば混合OK! 上手く裏側にはみ出してくれ、気泡は出ませんでした。
なんと!わずか1時間程で乾燥してしまいます。 悩んでいた1機目がウソの様。一気に解決しました。
2機同時進行していたことがわかる証拠画像。 このスポンジ研磨剤に助けられました。