11月11日(月)
<あと26日>
格納容器の製作2
オリジナルの手すりパーツ。銀メッキ処理されてますが、バリも一緒にメッキされています 何よりもそのスケール感に乏しい太さが気になります。 |
ただひたすらデザインナイフで削り続けました。1時間近くかかっています。 |
格納容器の上部パーツ。オペレーティングフロアの床でもあります。 中央にある丸い突起は不要部分なので綺麗に削り落とします。 また同じ大きさの丸い押し出しピンの跡も目立つので床を磨き上げます。 |
こうやって床の平面を出しても、パーツの歪などでサイズが合わず隙間ができます。 |
プラバンを半径を合わせたサークルカッターで切り落とし、隙間に埋めます。 |
泣く子も黙る刻印です。本当に55年前のキットだという証ですね。 |
いくつかのパーツを例にご覧頂きましょう。まずは格納容器オペレーティングフロア(略称オペフロ)の手すりです。銀メッキ処理もされ本来は高級感あふれるパーツとなるのですが、いかんせん1/144スケールにしては太すぎます。さらに強烈な太いパーティングラインが入った上に、そこを銀メッキされています。 一瞬「真鍮線で自作」が頭をよぎるのですが、それはいけません、あくまでもオリジナルの良さを活かしたいのです。結局、ただひたすらデザインナイフで表面を削って細くすることを選びました。これだと寸法合わせも必要ありません。ただし近道はないのでただひたすら地道に削り続けました。 格納容器上部のオペレーティングフロはは1つのパーツで出来ています。見ると中央部分に直径6mm、厚さ2mmほどの突起があります。これは意味のあるものではなく不要部分なのです。これを綺麗に取り去るのは、道具も少ない当時の子供では絶望的だったかもしれません。現代はリューターにビットをかませて削り落とし極細サンドペーパーで表面を揃えました。しかし一難去ってまた一難、今度は壁のパーツと曲面のR(反り)が合わないのです。おそらく経年のパーツ歪もあるようです。これも焦らず1.2mm厚プラバンをサークルカッターで2mmほどの幅でずらして切り落とし、弓なりのパーツを作って隙間に充填し、パテで補修しました。 (2014/05/08) |