12月19日(日)
<あと146日>

突然の製作宣言

パルコ1Fのエレベーターホールには大きなツインスター


高らかに夢を歌い上げるのはいいのですが、現実は大変です。当時の画像は手元に300枚ほど残っていますが、そもそもこうなる事を想定せずに撮っているので、資料として十分でない事になるのは目に見えています。頼みの綱は当時の会場レイアウトの図面ですが、探してみると1/100の図面が出てきました。

そもそもミニチュアの縮尺をいくつにすればいいのか?という大前提の問題が出てきます。小物の完全再現を考えれば、あの巨匠・山田卓司さんが作られた「少年の日の思い出」と同じ様に1/5クラスですが、量と大きさを考えると、とても無理。次に考えるのが金子辰也さんが作られた「田宮模型教材社社屋企画室」の1/24クラスか、慣れ親しんだ1/35となります。例えば1/35で再現するとなると、会場に展示してあった1/25タイガーTの完成品は実車の1/875となり、「小物はやや大きめのスケールでデフォルメ」の法則から考えると1/700のタイガーTが使えそうです。

当時の会場レイアウトを設計していただいたT氏に連絡が取れ、「素晴らしい計画ですね!残っている資料や図面は全面的に提供しますよ!」との嬉しいお返事をいただけました。なんと当時の会場レイアウトがPCデータとしても残っているので、縮尺を変更して1/24と1/35でプリントアウトして送っていただけるというのです。この到着を待って全体の大きさも考えながら縮尺を検討する事にしました。

これ以上ないという素晴らしいスタートとなりましたが、前途は多難。でもなんだか充実感は一杯。前回の軽装甲機動車フルスクラッチから見れば、残りが146日もあるので余裕のスタートにも見えますが、冷静に考えても5月までに完成は難しいと思います。しかし「どんなカタチでも静岡に持って行きたい!」との思いで突き進みます。

(2004/12/19)


1/100の図面より。入り口のこのブロックの再現が肝です。 金子さんのジオラマはどう再現しましょう?