50年の時空を超えて、田宮会長自らが大和製作!!

無茶な持ち込み企画(?)に、快く応じてくださいました!!


長らく休眠状態が続いていたこのWebサイトも、2010年がどういった意味の年かを考えれば、四の五の言わずに(?)行動に移すしかありませんね。

今年2010年がタミヤにとっていかに重要なメモリアルイヤーかは、このWebサイトのトップページで4ヶ月以上告知してきたのでご存じでしょう。タミヤが初めて世に問うたプラモデル、1/800大和を発売したのは1960年5月。まさに今年5月(今ですね)こそが、タミヤプラモデル50周年その時なのです!!

そこで考えた無茶な持ち込み企画(?)は、「50年の節目に、田宮会長自らに当時の第一号製品を作ってもらおう!」です。

幸い、当研究室に未組み立ての初版大和が2つありましたので、惜しげもなく提供させていただきました。2010年4月某日、田宮会長に会ってもらえるアポだけは取らせて頂き、静岡のタミヤ本社へ急行しました。事前に会議室に入れもらい、組み立てやすいように箱から出してパーツ袋のまま並べておきます。

何もご存じなく約束の時間に会議室に来られた田宮会長は、テーブルの上に並んでいる物を見て一瞬絶句。

実は、会長が会議室に入られるところから私がムービーを回しておりました。その場での今回の企画説明と交渉からすべて動画で残っています。こちらとしては植樹祭の様なセレモニー的なシーンがワンカット撮れれば、あとはタミヤスタッフの方に組み立ててもらおうと思っていたのですが、とんでもない事になって行きました・・・。実際に手を動かすことで記憶が鮮やかに甦ってくる会長のトークにも是非注目してください!「スクープ!会長が今回生まれて初めて使ったあるプラモデル製作道具とは!?」

この模様を収めた1時間近くの動画素材と大量の過去素材静止画は、巨匠TAC宮本カントクの手に渡り、このたび見事8分強の作品に仕上がりました!

2010年5月15日(土)、16日(日)限定。タミヤオープンハウス・東館2Fスペクトラムホールにて映像展示予定!もちろん完成作品そのものも展示です!静岡ホビーショーに行かれる方は、タミヤ本社を訪れる事もお忘れなく!!


(2010/05/10)
おかげさまで、スペクトラムホールでは大好評でこの動画上映は迎えられました。私もオープンハウスを訪れましたが、館内放送でわざわざ案内をしていただいたり、館内至る所に告知ポスターがあったりと、個人の押しかけ持ち込み企画にも関わらず、タミヤサイドに心ある対応をしていただけました。また、オープンハウスを訪れたお客様のアンケートの中にも、この映像が良かったといったものがあったらしく、「隠れたヒットイベントでしたよ」と田宮会長も喜んでいらっしゃいました。

そんな中、大きなニュースが飛び込んできました

5/25(火)〜29(土)にタミヤプラモデルファクトリー新橋にて開催される「TAMIYA SHOWCASE」にて、この動画が再上映されることになりました!「興味があったけれど静岡には行けなかった」「静岡へ入ったけど、ツインメッセから動けなくてオープンハウスには行けなかった」方も、是非この機会にご覧ください!!

(2010/05/24)

今年初めから長らく当研究室のTOPを飾った画像

日本模型新聞1960年5月25日付け号広告より


え!?、か、会長・・・象徴的なパーツを一つ接着するだけで撮影を終えますので・・・あれ?
実は後ろに飾ったこのポスターも今回初公開です!!

5/15、16にタミヤオープンハウス内にて貼られた告知パネル。

実物の展示もありました!
田宮俊作会長自らの手で50年の時を経て甦った完成品!!大変貴重です!!
そのわずか1ヶ月前に発売になった「セミプラ」妙高。船体がプラ。構造物が木製。まさに黎明期過渡期の産物。
なんと、そのオールプラ大和より2年も“後に”発売された1/250木製「飛龍」。1962/06発売。
あらかじめオートシップマシンで削りだされた船体下部を見れば、木製模型の金字塔というのがわかりますね。
「田宮模型全仕事3」発刊時点では不明だったボックストップ
このサイトをご覧になった方からメールを頂き、譲っていただけました!
プラ製「天山・零戦」5セット10機付き。青焼き風の実寸図は当時の必需品です。

巨匠TAC宮本監督の絶妙の編集です!上映時間8分強。今後も各種イベントで上映予定?