小松崎　茂の世界

小松崎茂画伯については、このＨＰをご覧になっている方には今更私などから何の説明もいらないと思いますが、このところ静かなブームが起きております。 関東在住の方には、４月２３日（金）からゴールデンウィーク期間中、池袋サンシャインにて小松崎先生の作品展が開かれますので、是非足を運びたいところです。そしてお待たせしました！初日この会場で先行発売されますが、いよいよ４月２４日から、「小松崎茂プラモデルパッケージの世界」（平野克己著／大日本絵画出版）が全国発売となります！！ 著者の平野氏は子供達には「ＴＶチャンピオン初代ミニ四駆王」として知られていますが、(^_^)　知る人ぞ知る元モデルカーズ編集長で、最近では「モデルス’６０」をモデルアート社から出版され、オジサン世代に絶賛されています。今、小松崎先生を日本で一番熱く語れる人物の一人です。 今回の出版は、１年以上前から企画執筆され、原画ではなくプラモデルパッケージにこだわり、版の違いも可能な限り網羅されています。キャラクター物もそうですが、先生のスケール物パッケージをここまでこだわって系統立てて取り上げた書籍は過去にありません（ＮＩＫＫＯの５０円戦車なんて知ってます？）。僭越ながら私もほんのわずか資料提供で協力しており、身内の（と言うのもおこがましいですが）自慢話みたいになってしまって恐縮ですが、昨今ありがちな「どうだこんなに古いの持ってるんだぞ、ショップで買うと○○万円だぞ」本とは一線を画すものになっております。 そこで出版記念として、こんなモノを先日見つけたので紹介します。学生時代によく行ったのですが、社会人になってほとんど行ってませんからほぼ１５年ぶりに訪ねたオモチャ屋さんで、プラモデルコーナーをず〜っと見て、フムフムと納得して帰ろうとしたその時に、ノーマークのコーナーでふっと視界に入ってきたのです。学生時代もそのコーナーはずっとありながら全く見たことがなかったのに、なぜか今回飛び込んできたのです。そのコーナーは．．．ジグソーパズルです。 題して「天かける英雄〜小松崎　茂の世界」。ごらんの様にほとんどがタミヤのボックスアートです。中央にあるのは初代１／５０日本傑作機シリーズＮｏ．１の零戦のボックスアート。初代五式戦や、初代震電もあります。１０００ピースで定価￥３０００、もちろんお店の人に「他にどんな種類が有るんですか？」と聞いたのは言うまでもありません。しかし返ってきた答えは「これは絶版でメーカーに在庫はありません。その後大和の絵のも出たんですが、入らないですねえ。」とのことでした。どなたか他に情報（例えば戦車版があった！？とか）をお持ちじゃないでしょうか？ 「絶版」の言葉に弱く、このジグソーパズルでさえ、シュリンクパックを破れなくなってしまった助手でした。 （1999/04/19）