「静岡の文化」


季刊「静岡の文化」 2001年冬号(通巻67号)


このようなHPを開いていると、思いもかけない方から突然メールを頂くことがあります。今回がまさにそれでした。

はじめまして「静岡の文化」という情報誌の編集部です。原稿の執筆をお願いしたくメールしました。「静岡の文化」は季刊発行、発行所は財団法人静岡県文化財団という、県庁の外郭団体です・・・(中略)・・・67号では、伝統工芸の世界から最先端技術に至るまでを、特集「ものづくり静岡県」のタイトルで進行しています。この本は毎号、編集室のスタッフが聞きかじりの取材から書くのではなく、それについて研究をされてきた方々にご執筆頂いています。つきましてはタミヤについて・・・

!?

ど、どどどどどどうして私なんですか〜!? 静岡県民向けの公式情報誌に、わ、私なんかでいいんですか〜!?

結局、タミヤメディア課の方に相談しても「そちらに依頼が行ったんですから書いてくださいよ〜」というありがたいお言葉を頂戴してしまいました。これまでそれなりに雑誌に駄文を載せたり、それこそ当HPでは好き放題に自由に書かせて頂いておりますが、今回はなんだかプレッシャーが違います。

依頼を引き受けたのはいいのですが、正直筆が進みませんでした。最初の2週間は「書かなきゃ書かなきゃ」と思いながらも資料整理をしながら意識してこの原稿を遠ざけておりました。もちろんそんな日は長くと続きません、あっというまに締め切り1週間前です。意を決して歴史を紐解きながらコツコツと書き始めたのですが、なんだかタミヤ社史みたいになるので書き直してみると、今度は「田宮模型の仕事」の焼き直しみたいな文章に・・・。結局またまた全てを破棄して最初から書き直しました。文字数は当初の「2000字」の依頼が「あるいは3000字」の方になってしまいました。

例によって締切日の夜にギリギリ入稿となったのですが、先方からの返事は「読ませていただき、こういうのが欲しかったのだと本当にうれしい気持ちです。」でしたので、それなりの及第点だったのでしょうか。この情報誌は静岡県内市町村公民館、博物館、資料館、美術館等に配布されているそうですので、もし機会がありましたならご覧下さい。また、どうしても見たいという方には販売もあるそうです。

定価:¥700、送料:¥160.
お問い合わせ:編集部竹内様

念のため、私の文章には過度な期待はしないで下さいね。

(2002/01/19)